三毛猫タビと茶トラのテト


by kswan
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久高島への旅6

ちょっとバタバタしていて、更新ができませんでした。
すみません…。

おわびに肉球うまい猫たちの写真をお届けします(ぶれぶれですが…)。
ぴんぐさん、パクってすみません。

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超うまいタビの肉球。


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超うまいテトの肉球。



…さて、ではつづきを。



カベール岬までは島の東側の道を北上していったので、今度は西側の道を南下することにしました。

西側には、「ロマンスロード」という道があり、梯子と岩場をつたってビーチへ降りることができます。
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泳ぐというよりは、のんびりと過ごすのによさそうな、静かでこぢんまりとしたビーチです。

波打ちぎわで遊んでいたら、とつぜん大きな波がきてスカートがびしょ濡れになってしまいました。
でも、陽射しと風で、それもすぐに乾くところがいいところ。

さて、自転車へ引き返して、第3の目的地「クボー(フボー)御嶽」を目指します。
ここはアマミキヨ琉球開闢七御嶽のひとつで、久高島で一番の聖地です。
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男子禁制。以前は女性なら一般の人も入れたらしいのですが、いまは久高島の女神役以外、誰も入ることはできません。


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中はこのようになっているそうです。


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入り口から続く道。
現在でもこの敷地内の円形の広場はイザイホー、フバワクなどの祭祀所となっている聖域です。何百年間も、祈りのためだけにある場所です。
入り口から見るだけでもとても神聖な雰囲気が漂っていて、確かになにか特別な場所だということを感じます。


しばらくここで時間をすごしたのち、炎天下の道をひたすら行くと、ヤグルガーという井戸の入り口につきました。ここは祝女(のろ=シャーマン)が精進する場だそうです(大きなクモが道の真ん中に巣をはっていて、写真を撮り忘れました…だってビックリしたんだもん(; ;)。やはり美しい海が見えるきれいな場所です)

西側の道を選んでどんどん進むと、墓地に出ました。久高島は本来、風葬が行われていたところなのですが、何年か前、心ない部外者が風葬途中の、まだ身元がわかる方の写真を撮ってしまったそうで、それ以来、この島でも沖縄本島に見られるようなお墓を作るようになったそうです。

この島では墓地はあまりいい場所とはいわれていません。なので、私もすぐに一本東側の道(島の真ん中を通る道)にそれました。

しばらく行くと、集落に戻りました。石垣の家々の間を、細い路地がつづいています。道ばたの木陰に、子供たちがテーブルを出して、なにやら遊んでいます。
目が合ったので、「こんにちは」と声をかけると、大きく元気な声で「こんにちは!」と返してくれました。

集落のはずれに「大里家(うぷらとぅ)」という御嶽所があります。
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琉球17代王、尚徳王はこの家の神女と恋に落ち、王がこの久高島にいる間に首里では革命が起き、王位を退けられてしまったそうです。王はそれを知り首里へ帰る途中海へ身を投げ死んでしまい、神女はこの家の庭の木に首をつって自殺してしまったとのことです。


大里家の前の道を少し西に進むと、「久高殿(くだかとぅん)」につきます。
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ここは百名白樽とその娘、久高島祝女の多留加那が天神地神を祭り、島の繁栄を祈った場所で、現在でも前庭を含めて、12年に一度、午年に行われるイザイボー(神女になるためのイニシエーション)の主祭場となる、久高でもっとも重要な祭場のひとつです。


真ん中の建物がハンアシャギ(神の宮)、右側の建物がシラタル宮(百名白樽とその娘を祀ってある)、左側の建物がイラブーの薫製を作るバイカンヤー。
建物の裏手の森はイザイヤマという聖地で、立ち入りは厳禁。

久高殿から大里家の前を通りすぎ、集落の中を少し東側にいくと、「外間殿(ふかまとぅん)」があります。
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久高島の祖先百名白樽の時代より島の守護神としてまつられた外間祝女(ふかまのろ)と外間根人(ふかまにーちゅ)が祭主の、島のすべての祭事が行われる重要な祭場です。
手前の建物が外間殿で、天、太陽、月、龍宮、国つくり、植物、健康の神様が祀られています。
ここで私は、大切な人たちの健康と幸せ、それから世界平和を祈りました。


久高島の旅の終盤、何年か前にできたばかりという郵便局の前で涼んでいる島の女性と少しお話しをしました。
この島で生まれ、この島で育ったそうです。
優しい雰囲気の中にも芯の強さを感じさせる、控えめな方でした。
きっとこの方も、次のイザイホー祭りのときに神女になるのでしょう。

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神様の島の猫。


久高島の旅の記録はここまでです。
長々と読んでくださって、ありがとうございました。
次回からは、またいつものタビテトブログに戻ります。

が。
実は今夜からまた旅に出ます。
今度はダンナと一緒に義母の田舎へ。
なのでブログはしばらくお休みさせていただきます。

タビテトはその間またしてもお留守番ですが、
私の母が一緒にいてくれるのでご安心ください。




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by kswan | 2008-08-08 14:25 | その他